コインチェックのハッキング事件と囚人のジレンマ

 

coincheck-hacking

こんにちは、仮想通貨トレード中のちびくじらです。

みなさん、コインチェックの事件で心配されていること色々あるかと思います。

 

そこで、こちらでは、

▶コインチェックが倒産せずにちゃんと返金されるのか不安な人

に向けて、

▶しっかりとした情報ソース

をもとに、管理人の見解を共有します。

 

また、

▶個人が対応できること

について、

▶経済学のゲーム理論の考え

から説明をします。

 

Coincheck(コインチェック)の状況まとめ

[*2/9(木)AM6:45追記]
NHKでCoincheckが日本円の出金再開するという情報をまとめています。

www.chibikujira.com

‘————

まず、これから話すことは、”You Tuberの方が、コインチェックのカスタマーセンターの責任者の方に2/5に電話をされた動画”の考察ですね。先に結論をお話しすると、責任者は丁寧な方で、心配する必要はないと感じました。

 

みなさんが心配されている箇所を動画をもとに、かいつまんで説明します。

 

送金はできずに入金だけが再開された件

Coincheckは何も知らされずに入金だけが開始されて不安になった方たくさんいらっしゃると思います。私もそうでした。このタイミングで、2chでは計画倒産などと煽り立てるデマが回っていました。

こちらについては、カスタマー責任者の方で、FXで追加の証拠金が必要な方のためと回答があったので、計画倒産はないということになります。今の状況だと、金融庁が10名ほどスタンバっていますしね。

 

ブログが閉鎖された件

急遽ブログが閉鎖されて、不安に思った方もいるかと思います。こちらの理由は、「サイトの脆弱性が見つかったので、そこからシステムの内部に侵入される恐れがあるため、一旦閉鎖しました。」という回答です。管理人は、上場企業でシステムエンジニアをしていた経験を考えると、最もな回答だなと思います。そのセキュリティホールを防ぐよりも、まずは時間が大事だから、暫定的な対応として、その穴をシステムごと除外したと考えていいですね。

なので、考え方としては、ブログが閉鎖されて、よりセキュリティが強固されたという、プラスの視点で捉えると良いです。

 

1月の暴落で支払財源は大丈夫なのか?

FNN内の、取締役が「現金で460億円あります」と言ったあとに、弁護士が「会社の資産で460億円あります」と訂正された件について。この意図としては、今週の暴落の件で、仮想通貨で資産があったとしたら、払えないんじゃないの?ということをYou Tuberの方は聞かれていました。

こちらは、カスタマー責任者は、「資産の内訳を正式に公表されていないので、お伝えすることはできません。現在、暴落していますが、お支払いできるという点は代わりありません。ご安心ください。」ということでした。というわけで、管理人は心配は必要ないと考えています。

 

送金の順番について

動画の中で、カスタマー責任者から話があったのですが、日本円の出金→仮想通貨の送金という順番で、対応を予定しているようです。そのため、仮想通貨を売買できるのであれば、日本円に変えて出金したほうが、一番早く日本円に変える方法ということかもしれないです。管理人はNEM分は出金しますが、XRP分は、送金の手続きが終わっているので、そのまま出金しようと考えています。

 

Twitterの夜逃げのデマについて

 

 

カスタマー責任者の方では、 こちらはご存知ではなかったとのことですが、金融庁の方がいる状況でこの夜逃げという対応は、まずありえないと回答しています。実際に、カスタマーサポートの場所は、渋谷のオフィスだとはっきりと答えているからですね。

 

コインチェックハッキング事件と囚人のジレンマ

管理人としては、状況ははじめから変わらず、速攻でコインチェックから資金を別のところに移します。最悪のケースを考えると、やっぱりそうなりますね。この行動、いわゆる囚人のジレンマというやつです。

みんな、引出しをしないで、コインチェックが生き残るほうが仮想通貨市場には、はるかに良い(経済学の用語でナッシュ均衡)のですが、各々が協力をしないで引き出して倒産のリスクを拡大させる方向に動くはずですね。

今回のコインチェックの事件、大学の行動経済学部の教授が絶対取り上げるであろうテーマかなと。”ナッシュ均衡、パレート最適、囚人のジレンマという言葉を使って、Coincheck(コインチェック)の事件における預金者が取りうる行動について説明せよ。”という試験の問題がテストに出るかもしれませんね。

 

ちなみに、管理人は大学は経済学部でしたので。この話はめちゃくちゃ好きですね。

*参考:囚人のジレンマ(Wikipediaより)

囚人のジレンマ(しゅうじんのジレンマ、prisoners’ dilemma)とは、ゲーム理論におけるゲームの1つ。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである[1]。各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる[2]

 

ちなみに、この件、インフルエンサーや仮想通貨ブロガーは、コインチックが生き残って、アフィに誘導させるほうが、自分の収益を拡大させることができるので、コインチェックを使わせる方向で動きますので、注意しておいた方が良いです。

あとは、SBI北尾社長の”カス中のカス“という発言は至極最もな意見だなと。ホリエモンが「買収できなかった八つ当たりだろ?」と言っていますが、どうなんでしょうね。とりあえず、「システム開発なめんなよ」とイラツイているエンジニアの人が目に浮かびます。

SIerでは、月曜日の朝礼でスピーチをするところがありますが、100%の確率で、コインチェックの話題を出して、締めの言葉で、「改めてセキュリティには気をつけないといけないなと思いました。以上です。」で締める人がほとんどかなと。

 

精神的な損失について

あと、普通の人はあまり意識しないと思いますが、今回の件、お金が戻ってきたとしても、お金が戻ってくるかどうか心配になって、体調を崩したり、仕事に集中できなかったりした人もいるかと思います。これは、コインチェックを利用したことによるガチな損失なので、そこも踏まえて考えた方が良いかと思いますね。

 

XRP(リップル)保管方法の変更について

今回の事件の前に予約した Ledger Nano S (*) が届いたらXRPを50%入れて、メインの取り引きはbitbankを利用して、残りはGMOコイン、BitTrade、QUOINEXに国内の全部の取引所に分散して置いておきます。

 

まとめ

というわけで、今後Coincheckについては、倒産することなく営業を再開する方向になると思いますが、どれだけの人が囚人のジレンマのような行動に移るのかが問題だと思います。その点は要注意ですね。

 

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