仮想通貨(ビットコイン)の不正マイニングは違法なのか?【徹底考察】

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こんにちは、元大手企業でエンジニア(社内SE)をしていた、ちびくじらです。
6月14日に、”不正マイニング(不正指令電磁的記録作成容疑)で16人を摘発をした!”というニュースが流れました。読者の中には

不正マイニングって何が問題なの?違法なの?

と疑問に思う人がいるかもしれません。 

そこで、このページでは、

▶不正マイニングについて知りたい人

に向けて、

▶不正マイニングに対する警察の摘発
▶インフルエンサーが危惧する技術革新の芽が摘まれるという意見
▶不正マイニングによる管理人の被害

について、初心者の方でも分かりやすく説明をしていきたいと思います。

*仮想通貨投資を検討している方は次のページを参考にしてみてください!

>>>仮想通貨(ビットコイン)投資の始め方 初心者向け完全マニュアル

仮想通貨(ビットコイン)の不正マイニングは違法なのか?(結論)

今回のケースは、仮想通貨MoneroをマイニングするためのCoinhiveというプログラムを使って、サイトの閲覧者に同意を得ることなく裏でPCのリソースを勝手に利用したため、「それっていけないよね?」と警察が違法だと指摘をしました。

今回の不正マイニングの問題は、「サイト閲覧者に許可確認の通知をすることなく、勝手にマイニングをするプログラムを動かした」ということが問題だと考察をしています。というわけで、今後マイニングの共有については許可制にすれば良いのかもしれませんが、今後法律による解釈が出てくるかと思います。

ただし、今回の警察の摘発のプロセスで世間の仮想通貨(マイニング)のイメージが悪化をするため、仮想通貨(ブロックチェーン)の業界には悪影響という見解がインフルエンサーの中で多いです。

 

今回の警察の対応へのインフルエンサーの反対意見  

 

東さんは、仮想通貨業界で影響力のある方でYou Tubeの中でCoinhubの見解を説明されています。参考になります。ポイントは、

  • Coinhub(マイニング)は有料記事広告の新しい試み
  • 今回は許可を取らなかったのは設置者にも問題あり
  • Coinhubは収益性がなく悪質性も低い、今回は技術の実験では?
  • 新しい試みをいきなり警察が逮捕というのは違うのでは?
  • サイトがハッキングされてCoinhubを不正設置されたら誤認逮捕の恐れ

という部分ですね。詳細は動画を確認してみてください。

 

次に、メタップスの佐藤社長のツイートを紹介します。東さんと同じ見解ですね。

 

マイニングについては、新しい試みだから今回の処分は重いのではないか?と意見をされています。

こちらについては、佐藤氏の意見はもちろん分かりますが、先程解説したような実害がどれだけあるか?がポイントなのかなと思います。

次に、落合氏のツイートを紹介します。

「マイニング=犯罪」という意識が世間に刷り込まれると指摘されています。

 

以上、インフルエンサーのお二人を代表して紹介しましたが、今回のポイントは、「不正マイングという実害は知っているけど、今回の対応は仮想通貨という産業に対するイメージが悪化して市場にとって良くないよね?今後仮想通貨は、日本の技術産業にしていかないといけないよね?」という願いを込めてのツイートなのだと感じます。

もちろん、管理人はWinny事件のような、「規制が技術を潰して産業を潰す」という側面は知っていますので、そうならないことを願いますね。

 

管理人の不正マイニングについての見解

正直、不正マイニングについては、反対です。今回の不正マイニングについての警察の動きは、「仕方がない」と考えています。というのも、マイニングについては次の2つの経験があるからです。

  • 管理人のPCのウイルスソフトがマイニングを検知した話
  • 妻のPCが不正マイニングに引っかかった話

 

管理人のPCのウイルスソフトがマイニングを検知した話

まず、管理人が某インフルエンサーの人のサイトを見に行ったときに、おそらく今回と同様のケースでマイニングが行われているということがウイルスソフトで検知してサイトを閉じました。

大企業で働いている人なら分かりますが、会社のPCがウイルスを検知したら、企業ごとに定められているセキュリティーポリシーに従って、対策がされます。

ほとんどの会社では、

  • 初動では有線ケーブルを引き抜いてネットワークから遮断
  • ウイルスバスターなどのウイルスソフトで再検索
  • 上司・所属長にウイルス検知の報告
  • セキュリティ対策室に原因と結果の報告
  • 進捗会議で今回の件の報告

といった対応が必要なわけです。ウイルスを検知したら、その対応だけで1日が潰れてしまうほどインパクトが大きいです。

Twitterを見ていると、「マイニングはだめですけど、広告はどうなんですか?」といったふうに反論をする方がいますが、不正マイニングが及ぼす実影響は大きいです。

例えば、SEのような会社のセキュリティの中でも重要な人が、「ネットサーフィンをして仮想通貨の情報を調べてたら、勝手にマイニングをするサイトを閲覧をしてしまってウイルス検知をしてしまい、部署に迷惑がかかった」みたいなケースは、面子失いますからね。もしかしたら、こういった実害があったから動いたという可能性もありますよね。

 

妻のPCが不正マイニングに引っかかった話

あるとき、妻のMac Book Airという普段の作業では音を立てないようなPCが、あるサイトを見ると、「ガァァァーーーーー」と音をたてて熱くなっていることがありました。

これは、不正マイニングだろうなと思い、そのサイトを見ないように教えたところPCは音を立てることもなくなりました。この事象が起こった時、初めは「Macが壊れた」と思ってしまいますよね。中には、自分で対処できなくて、Apple Storeに持っていって必要のなく修理に出す人もでてくるわけです。いい迷惑ですよね。

あとは、このマイニングをずっと続けた場合、PCの寿命が間違いなく短くなって、買い替えが必要になりますからね。良いことないですよね。

 

不正マイニングは違法なのか?(まとめ)

まとめると、不正マイニングによる実害はもちろんありますが、今回の警察の動きについては、仮想通貨(ブロックチェーン)業界の未来を考えると、悪手だったのではないか?という意見があるわけですね。

管理人は、不正マイニングは迷惑ですが、今回のような事件で日本の仮想通貨の将来の芽を摘まれないようにしてほしいですね。

*仮想通貨投資を検討している方は次のページを参考にしてみてください!

>>>仮想通貨(ビットコイン)投資の始め方 初心者向け完全マニュアル

 

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